概要
日本火山学会2014年度秋季大会は,福岡市の福岡大学七隈(ななくま)キャンパスの理学部(18号館)および中央図書館で開催されます.福岡大学七隈キャンパスは福岡市の南西部に位置し,福岡市の中心部天神(天神南駅)から地下鉄七隈線でわずか16分とアクセスも非常に便利です.
今大会では11月2日〜4日の学術講演会のほか,11月1日には一般公開のシンポジウムや子供向け公開講座が開催されました.学術講演会の前後には,韓国・チェジュ(済州)島,五島福江火山での現地討論会が実施されました.また本年は日本火山学会創立60周年目にあたりますので,会期中に記念シンポジウムが開催ました.さらに8月と9月に発生した口永良部島火山・御嶽山噴火についての防災シンポジウムや学術セッションも急遽開催されました.
大会内容 |
学術研究発表会 |
主催 |
日本火山学会 |
共催 |
福岡大学,福岡大学産学官連携研究機関国際火山噴火史情報研究所 |
後援 |
熊本大学自然科学研究科附属減災型社会システム実践研究教育センター,島原半島ジオパーク協議会,阿蘇火山博物館,NPO法人桜島ミュージアム |
会期 |
2014年10月28日(火)から11月5日(水)
- 学術講演会:11月2日(日)〜 4日(火)
- 公開セッション「ジオパーク」 11月2日(日)午前
- 火山防災シンポジウムおよび公開講座:11月1日(土)
- 現地討論会:チェジュ(済州)島 10月28(火)〜31日(金)
五島福江火山 11月5日(水)
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会場 |
福岡大学七隈キャンパス 18号館2階講義室および中央図書館多目的ホール
〒814-0180 福岡市城南区七隈八丁目19-1
http://www.fukuoka-u.ac.jp/help/map/
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参加者
講演数 |
登録参加者:342名
会員(社会人)224名,会員(学生)53名,会員(シニア)11名,学部生18名
非会員36名
学術発表数:216件
通常セッション169(口頭発表93,ポスター発表76)
ジオパークセッション13(口頭発表10,ポスタ ー発表3)
60周年記念シンポジウム講演5,受賞記念講演 2,
緊急セッション27(口頭発表3,ポスター発表24)
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おしらせ
日本火山学会 原子力問題対応委員会より 「巨大噴火の予測の監視に関する提言」
が公表されました.
スケジュール
PDF版プログラム (Acrobat Reader 6以降をお使いください.)
【口頭発表のスケジュール・プログラム】
※一人あたりの講演時間は15分ですが,3分は質疑応答時間として残すようにしてください.
※講演会場には液晶プロジェクタ1台,スクリーン1面があります.OHPやスライドプロジェクタは用意できませんのでご注意ください.
※11月2 日(日)の公開セッション(ジオパーク)は一般に公開されます.
【ポスター発表スケジュール】 ポスター発表プログラム
【プログラムの変更】
【そのほかの行事・会合】
- 11月1日(土)10:00 - 12:00 火山防災シンポジウム「九州の火山活動と災害」 大会A会場
- 11月1日(土)13:00 - 16:30 公開講座「九州の火山と地熱エネルギーを知ろう」大会A会場および18号館1階
- 11月1日(土)16:00 - 18:00 緊急防災シンポジウム 大会A会場
- 11月1日(土)13:30 - 火山学会 理事会 大会B会場(18号館1824教室)
- 11月2日(日)12:15 - 12:40 火山学会 ジオパーク支援委員会 大会C会場 (18号館1823教室)
- 11月2日(日)18:30 - 火山学会 原子力問題対応委員会 18号館1821教室
- 11月2日(日)18:30 - 21:30 60周年記念事業委員会 大会C会場 (18号館1823教室)
- 11月3日(月)12:00 - 13:00 60周年記念シンポジウム講師を交えて自由討論会 大会B会場(18号館1824教室)
- 11月3日(月)12:15 - 火山学会 編集委員会 大会C会場 (18号館1823教室)
- 11月3日(月)昼休み 火山学会 将来計画委員会 中止になりました
- 11月3日(月)12:15 -13:00 IAVCEI 小委員会 大会B会場(18号館1824教室)
- 11月3日(月)18:30 - 20:30 懇親会 福岡大学文系センター16階スカイラウンジ
会場
A会場:中央図書館多目的ホール
B会場:18 号館 1824 教室 C会場:18 号館 1823 教室
ポスター会場: 18 号館 2階エントランス,1826教室,1827教室
(ジオパークセッションのポスターは A 会場入り口)
大会受付:A会場入り口 大会実行委員控え室: 18 号館 1822教室
休憩室:18号館1821教室
食堂:「フォレスト」中央図書館1階 11月2,3日に10時〜16時営業
「第一食堂」学而会館
会期中,会場内の一部で無線LANを提供しています.ネットワーク名,ID,パスワードは会場受付にてお尋ね下さい.
PDF版プログラム (Acrobat Reader 6以降をお使いください.)
会場へのアクセス
天神南駅から福大前駅まで地下鉄七隈線約16分.地下鉄空港線天神駅と天神南駅は地下街を経由して徒歩約8分で乗換可.
福大前駅から会場受付(中央図書館多目的ホール)までは徒歩約6分.
会場には大会参加者用の駐車場がありませんので,公共交通機関をご利用ください.
現地討論会
「韓国・チェジュ島」と「五島福江火山」の現地討論会を実施します.島原半島ジオパークと九重および由布・鶴見岳は参加希望者が少なかったため中止になりました.
1.韓国・チェジュ島:(2泊3日)(催行決定)
案内者:イム チュンガン(任 忠完)・ジョン ヨンムン・ホ ミン・イ チャンヨル・他
10月29日(水)チェジュ国際空港集合 集合時刻はお問い合わせください
10月31日(金)チェジュ国際空港解散 解散時刻はお問い合わせください
宿泊:済州市または西帰浦市
泊
参加費:3万円程度(現地集合・現地解散,宿泊費(2泊・相部屋)・食費を含む).シングルルーム利用の場合は37,000円を予定.
募集人数:30名程度 (9/22現在申込12名)
問合せ先・申込先:イム チュンガン(任 忠完) wan0226 @ hotmail.com (日本語可)
備考:前日(28日)に釜山・仁川経由でチェジュ島に入るか,釜山・仁川で宿泊して29日朝にチェジュ島に入ってください.(福岡からの直行便は到着が遅く,しかもすでに満席になっています.)また31日のチェジュ島から福岡空港へは,チェジュ空港午後発の釜山経由便の利用をお勧めします.)
4. 五島福江火山(1日)(催行決定)
案内者:柵山徹也・奥野 充
集合:11月5日(水)9:00 福江港集合 9:30(到着予定時刻) 五島福江空港集合
解散:11月5日(水)17:00頃 五島福江空港解散
参加費:9,000円(現地集合・現地解散,旅行保険500円を含む)
募集人数:20名(9/24 現在申込19名)
概要:鬼岳・岐宿溶岩・京ノ岳・高浜・富江・増田溶岩・鐙瀬溶岩を見学・討論します.
問合せ先・申込先:柵山徹也 fukue.fieldtrip.2014 @ gmail.com
備考:11月4日 博多港23:45発,翌08:15福江港着のフェリー(野母商船)の利用をお勧めしますが,巡検そのものが中止にならない限り当日のキャンセルできませんので,フェリーや航空機の運行状況にあわせて福江島にお越し下さい.
秋季大会参加料
秋季大会参加料(予稿集を含む) 当日会場受付でお支払いください.
会員:2,000円 (学生・満70歳以上は半額)
非会員:4,000円
学部学生・高校生等の参加料は無料ですが,予稿集は別途購入してください(1,000円)
なお,請求書によるお支払いを希望される場合は,10月17日(金)18時までに学会事務局( kazan-gakkai @ kazan.or.jp )までメールにてお申込みください.
予稿集のみの販売価格も同価格です.事前に予稿集の入手を希望する方は,10月17日までに送付先・送付希望冊数を明記して学会事務局にお申し込みください.予稿集がお手元に届き次第,同封の郵便振替用紙にてご送金ください.(送料・振替手数料を御負担ください.)
学生優秀発表賞
日本火山学会秋季大会では,学生の皆さんの学術発表に対して審査を行い,優秀な発表には「学生優秀発表賞」を授与します.対象は学生会員の発表(口頭・ポスター)です.研究の結果の優秀さだけではなく,予稿原稿や発表自体の質や完成度,皆さんの主体性などをバランスよく審査します.
今大会では口頭発表 17名 ポスター発表 18名のエントリーがありました.22名の審査員の方による厳正な審査の結果,以下の4名に2014年度秋季大会学生優秀発表賞を授与することに決まり,大会最終日に授賞式が開催されました.
●日向宏伸 さん(神戸大学)
姶良カルデラ形成期における珪長質マグマの化学的特徴
●田中 良 さん(北海道大学)
十勝岳の熱活動評価1 -Plume rise法による噴気放熱率推定について
●尾崎 守 さん(茨城大学)
吾妻火山東部,吾妻小富士の山体構成物と吾妻浄土平ボーリングコアの対比
●入山 宙 さん(九州大学)
降下火砕堆積物GSD層序変化を用いた新燃岳2011年準プリニー式噴火の降下時GSD時間変化の推定
審査員の皆さん(敬称略)
石塚治・石橋秀巳・海野進・大場司・鍵山恒臣・下司信夫・佐藤博明・篠原宏志・嶋野岳人・高橋正樹・宝田晋治・津久井雅志・東宮昭彦・中村美千彦・西村太志・長谷中利昭・宮城磯治・宮縁育夫・森俊哉・安田敦・山本圭吾・山元孝広
団体展示
日本火山学会2014年秋季大会では、18号館2階1825教室において以下の通り団体展示を開催します.
お申し込みの出展団体は以下のとおりです(申込順).
株式会社 近計システム http://www.kinkei.co.jp/
白山工業 株式会社 http://www.hakusan.co.jp/
メイジテクノ 株式会社 http://www.meijitechno.co.jp
測位衛星技術 株式会社 http://www.gnss.co.jp
西日本技術開発 株式会社 http://www.wjec.co.jp
アジア航測 株式会社 http://www.ajiko.co.jp/
ジオサーフ 株式会社 http://www.geosurf.net/
Exelis VIS 株式会社 http://www.exelisvis.co.jp/
懇親会
懇親会会場は講演会場から歩いて5分のところにある福岡大学文系センター16階スカイラウンジです.
懇親会に参加される方はE-mailで事前申し込みをお願いします.当日受付も行う予定ですが,申込多数の場合はお断りさせていただく場合もあります.なお,都合により懇親会をキャンセル される方は至急ご連絡くださるようにお願いします.
また,アルコールまたはノンアルコール飲料をご提供いただける個人ないし会社・機関がいらっしゃれば,ご連絡下さい.
日時: 11月3日(月)18:30 〜 20:30
会場: 福岡大学文系センター16階スカイラウンジ(地図)
事前予約: 締め切りました(80名を超える事前申込がありました)
参加費:一般 6,000円,学生4,000円
★ 事前予約いただいた方には,予約確認のメールに1000円分の事前登録確認証を添付しました.ご確認のうえ印刷して持参下さい.
当日,お忘れの場合,再発行しませんのでご注意下さい.
お問い合わせ先:秋季大会実行委員会 ehai1 @ fukuoka-u.ac.jp
参加者数:137名(事前申込:82名,当日申込:52名,招待:3名)
秋季大会に関する連絡先
郵便・電話による問い合わせ:
〒113-0033 東京都文京区本郷6-2-9-406 日本火山学会事務局 03-3813-7421
電子メールによる問い合わせ:
秋季大会実行委員会:ehai1 @ fukuoka-u.ac.jp (福岡大学国際火山噴火史情報研究所内)
秋季大会実行委員会:奥野 充(責任者・福岡大学国際火山噴火史情報研究所)・田口幸洋(福岡大)・中西利典(福岡大)・稲倉寛仁(西日本技術開発)・大野希一(島原半島GP事務局)・宮縁育夫(熊本大)・鳥井真之(熊本大)・吉川美由紀(桜島ミュージアム)・小林哲夫(鹿児島大)
大会担当理事:嶋野岳人(常葉大) 事務担当:田口理恵(火山学会事務局) HP担当:松島 健(九大)
秋季大会の宿泊案内
福岡大学周辺には宿泊施設がありません.地下鉄七隈線沿線の天神地区や薬院地区のホテルをご利用ください.会期中は観光シーズンになりますので,各自お早めにご予約ください.
すでに福岡市内のホテルは満室状態との情報があります.西鉄大牟田線沿いのホテル(久留米・太宰府)もご検討ください.(西鉄大牟田線薬院駅で地下鉄七隈線乗換)
シンポジウム・講演会のおしらせ
火山防災シンポジウム「九州の火山活動と災害」(一般公開)
主催: 日本火山学会
日時:11月1日(土曜日) 10:00 - 12:00
場所:福岡大学七隈キャンパス 中央図書館多目的ホール(A会場)
講演
山里 平 鹿児島地方気象台長
「九州の火山活動の現況と観測体制,防災体制」
井口 正人 京都大学防災研究所火山活動研究センター教授
「九州の火山における火山噴火予知と災害予測−インドネシアの火山噴火からのフィードバック」
参加費:無料.参加申込は不要です.
お問い合わせ先:日本火山学会火山防災委員会 吉本充宏(山梨県富士山科学研究所) E-mail: myoshi @ mfri.pref.yamanashi.jp
日本火山学会第21回公開講座 「九州の火山と地熱を知ろう!」
主催:日本火山学会大会実行委員会 共催:福岡大学国際火山噴火史情報研究所
後援:NPO法人桜島ミュージアム,福岡県教育委員会,福岡市教育委員会,日本技術士会九州本部
日時:11月1日(土)13:30 - 16:30 (受付は13:00 開始)
会場:福岡大学七隈キャンパス
参加費:無料・要事前申込
↓公開講座テキスト(pdf版)はここをクリックしてください.
内容:火山はエネルギーの宝庫!!!
九州には、何万年もの大昔に超巨大噴火を起こした火山や、今も噴火活動を続ける火山たちがたくさんあります。
そんな火山のマグマなどで温められた高温の温泉は、電気に変えることができます。
地熱発電と呼んでいて、九州には日本一の地熱発電パワーをもつ八丁原発電所(大分県九重火山)があるんですよ!
火山のものすごいエネルギーとそれを電気に変えるしくみ。
「一流の先生たちのお話」と「地熱発電のしくみがわかる工作ワークショップ」で学んでみましょう!
第一部:先生方のお話と質問コーナー
会場:福岡大学七隈キャンパス 中央図書館多目的ホール(A会場)
対象:子どもから一般の方まで
申込・参加費:不要
コーディネーター: 田口幸洋(福岡大学)
13:30〜 「九州の火山」カルデラ噴火の壮大な景色とストーリー 小林哲夫(鹿児島大学)
14:20〜 「地熱発電の現状と展望」火山のエネルギーを電気に変える仕組みとその将来
野田徹郎(産業技術総合研究所)
14:50〜 「何でも Q and A」発電や火山噴火のことをたくさん質問してみましょう.
第二部:地熱発電の仕組みがわかる工作ワークショップ(15:30〜16:30)
会場:福岡大学七隈キャンパス 18号館1F地球科学学生実験室
対象:小学生から中学生(小学校低学年の子どもたちは、保護者の人といっしょに来てください)
定員:工作ワークショップ は50人(保護者の方を含みます)事前に申し込みください.
コーディネーター:吉川美由紀(桜島ミュージアム,福岡大学)
申込・問い合せ先:中西利典(福岡大学) E-mail: kazanfu @ gmail.com
TEL:092-871-6631(内線:6289)
緊急防災シンポジウム(学会員対象)
日時:11月1日 16時〜18時
場所:福岡大学中央図書館多目的ホール A会場
パネルディスカッション形式
議論の内容
・水蒸気爆発(噴火)災害の軽減のために何をするべきか.特に情報の共有について
・火山防災委員会として地元自治体等にどのような支援活動が可能か
・火山防災委員会としてのどのような研究調査をおこなうか
話題提供
・2014年噴火の推移と災害,登山者向けの防災体制(及川輝樹氏,産総研)
・噴火時の観測体制と情報伝達(仮題)(山岡耕春氏,名古屋大)
・災害担当部局への情報伝達(仮題)(石峯康浩氏,国立保健医療科学院)
お問い合わせ先:日本火山学会火山防災委員会 吉本充宏(山梨県富士山科学研究所) E-mail: myoshi @ mfri.pref.yamanashi.jp
更新履歴
2014/11/30 v.1.60 一般公開講座 テキストブックのpdf版配布
2014/11/12 v1.59 参加者数等の掲載
2014/11/11 v1.58 学生優秀発表賞審査員・講演総数を掲載
2014/11/05 v1.57 学生優秀発表賞の結果掲載
2014/11/04 v1.56 原子力問題対応委員会の提言を掲載
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