日本火山学会一般講演会

長野県の火山 〜研究・魅力・防災〜


◆開催日時

2025年10月4日(土) 10:00〜12:30

◆会場

長野県松本文化会館「キッセイ文化ホール」 中ホール
(〒390-0311 長野県松本市大字水汲69-2)


◆主催

特定非営利活動法人日本火山学会

◆後援

長野県、松本市、松本市教育委員会、木曽町、王滝村

◆開催形式

対面とZoomウェビナーを併用したハイブリッド形式

◆講演内容とスケジュール

9:30開場
10:00開会
10:00〜10:05 開会の辞 日本火山学会会長 中村 美千彦 (東北大学)
10:05〜11:50

第1部 講演

  • 10:05〜10:40 「長野県の火山いろいろ—火山の形の不思議に迫る—」
    竹下 欣宏 (信州大学教育学部 教授 / 専門: 地質学(第四紀地質学))
    活火山である御嶽山、乗鞍岳、焼岳、アカンダナ山、浅間山、北横岳(八ヶ岳)を含め、 長野県には主要なものだけでも19の火山があり、それぞれ山容が異なる。 なぜ、こんなにも個性豊かなのか? 地質調査により明らかになってきた長野県の火山の成り立ちを、 松本周辺の火山を中心に紹介する。

  • 10:40〜11:15 長野県の火山の地球物理学研究」
    前田 裕太 (名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山研究センター 准教授 / 専門: 地震波解析, 火山物理学)
    長野県の活火山分布について プレートテクトニクスや広域的な地下構造の観点から紹介した後、 近年の火山活動が活発な浅間山、御嶽山、焼岳の3火山で行われている 火口近傍観測や多項目観測、それによって明らかになってきた科学的知見を紹介する。

  • 11:15〜11:50 「火山との共存を考える」
    入江 さやか (松本大学総合経営学部 教授 / 専門: 災害情報, 災害報道, 地域防災, サイエンスコミュニケーション)
    長野県は、美しい自然の景観、温泉など多くの火山の恵みを享受している。 その一方で、2014年の御嶽山噴火は戦後最悪の火山災害を引き起こした。 また、明治から大正にかけて繰り返した焼岳の噴火では、 長野県の主要産業であった養蚕業が打撃を受けた。 火山との共存のためには、火山に対する理解、火山防災の知識が欠かせない。 松本大学における防災教育の事例なども紹介しながら、火山との共存について考える。

11:50〜12:00 休憩
12:00〜12:30

第2部 パネルディスカッション

司会: 金 幸隆(名古屋大学)
登壇: 竹下 欣宏 (信州大学)、 前田 裕太 (名古屋大学)、 入江 さやか (松本大学)、 南沢 修 (山梨大学/元・長野県火山防災幹)
12:30閉会

◆参加料

無料

◆申込方法


◆問合せ

日本火山学会事務局





本講演会は科学研究費補助金(研究成果公開発表(B))課題番号25HP0006により支援を受けています。